宇野重吉演劇祭

１２月２日　『橋・分断』無事終演。多額の費用を要して、１回公演の刹那は
観客に出演者にスタッフに大きな刺激を与えたと思います。人間の成長を独特な台詞とシーンの展開で描く
この芝居は宇野重吉演劇祭だから出来たのでしょう。この経験をどう継承していくのか、課題は続きます。
みなさまの温かい応援をよろしくお願い致します。

さて、日付変わって今日はいよいよ本番日です。
この日に向けて、キャストオーディションがあったのが7月。
それからずっと走り続けてきたわけです。
キャストのみなさんの演技はもちろんのこととして、何回も言いますが、今回、舞台美術が本当に素晴らしいんです。前回の宇野重吉演劇賞第一回受賞作品『アラル海鳥瞰図』の舞台美術を担当してくださった柴田さんが、今回もその才能を発揮してくださっています。
さらに、応援として、大阪の劇団に所属し、有名な俳優さんとの共演経験もある役者さん、竹内さんも舞台のお手伝いとして一緒に来てくださいまして。鬼に金棒なわけです。
このお二人が仕事をしている姿は最高にかっこいいです。
柴田さんは、大きな賞も取られている関西では有名な舞台美術家なのに、素顔はとても優しく、気さくで、本当に良い人！！
すごく穏やかで謙虚なたたずまいの柴田さんの中から、その緻密で美しい舞台美術はどうやって生まれてくるのか、頭の中をのぞいてみたいです。
ぜひ、生の目でご覧になってください。この舞台だけでも見る価値ありです。
そして、もちろん、役者さんも、素敵な舞台の上でさらに素敵に輝いておりますので、ぜひぜひ、見に来ていただいて、福井の文化を盛り上げていきましょう！！
下の二枚の写真は、舞台美術の素敵なお二人の写真ですが、一番下は、安川兄さんが友だちと呼び、一緒に連れてきている『なあやん』です。誰か、このお芝居が終わったら安川さんの友だちになってあげてください（笑）

小道具さんの技も光る今回のお芝居！！
下の写真は、以前福井市文化会館を借りたときの素舞台での稽古ですが、
今は、ここに驚きの舞台が立っています。すごいです。本当すごいです。福井ではなかなか見られない規模の舞台です。
もったいないから絶対見にきたほうがいいですよ（笑）！！

『URALA』さんの12月号に載せていただきました！！
以前の記事でご紹介したキャスト全員のポーズ写真が載ってますので、ぜひご覧ください。
その写真が、今回のお芝居のヒントになるかも？

兄役、安川さんは、稽古場でも愛すべきお兄ちゃんとして親しまれています。
何かとお茶目な言動で、周囲を笑わせてくれるのです。
稽古中は真剣に、でもそれ以外は明るく楽しくおもしろく。そのメリハリが、稽古場の良い起爆剤になっていると思います。
さすが、社会人だけあって頼りになるし面倒見もよい、もともと持っている優しさでさりげなく気遣ってくれる、頭が良いので、ちょっとしたことを絶妙のヌケ加減で笑いに変え、まわりを和ませてくれる。まさに、理想のお兄ちゃん！！
か、と思いきや、今日の稽古場では、度をすぎたのか、さかんに「めんどくさい男」として、みんなに冷たくあしらわれておりました（笑）
愛されている証拠ですね、お兄ちゃん。
そんな安川さんが、優しくて妹想い、反面、弱くて女を幸せにできない兄役を、色っぽく演じます。ご期待ください。

気づけば、あと数週間で本番ですね。気を引き締めて、しっかり稽古稽古！！
さて、今回のお芝居『橋・分断』は、お芝居をするのが初めての役者さんと、福井の演劇界でバシバシ活躍されていた役者さんと、両方混在していて、どちらも魅力的なのです。
が、一つの見どころは、やはり、福井の演劇界でバシバシ活躍されてきた二大女優、音子役：間鳥さんと、赤女役：黒瀧さんの共演ではないかと思います。
お二人とも、タイプは違いますが、演劇に真摯に向き合う姿勢には共通したものがあります。
今回は、写真の少ない間鳥さんをピックアップ！！
間鳥さんは、本当に、芸術をやるために生まれてきたような人だなあと思います。純粋すぎるくらい純粋で、真剣すぎるくらい真剣で、ストイックに自分の表現を突き詰めている人、表現せずにはいられない人なんだと思います。
セリフの一つ一つ、動きの一つ一つに、深みと陰影が感じられる女優。音子役はぴったりだと感じました。
その反面、おちゃめなところもあってそこがまた可愛らしい。元所属劇団の公演では、下ネタも嬉々としてやってしまう・・・まさに女優です（笑）
『橋・分断』では、間鳥さんと黒瀧さんの二大女優が絶世のファム・ファタールを演じてますので、ぜひ、劇場まで見に来てください。
その不思議で無限の広がりを持つ世界観に、あなたはハマってしまうかも・・・。
下の写真は、光男役：津田くんと間鳥さん。津田くんの頭にのっている物と、間鳥さんが手に持っているものが、この二人の重要なアイテムになります。
その次の写真は、衣装で「〇色のストッキングをはくかもしれない」と言われ、「それはちょっと・・・」とはにかんでいる間鳥さんです。かわいいです。

舞台美術家柴田さんが舞台の模型を持参して稽古場にいらっしゃいました。
演出家のあまグリコさんと舞台に作る橋について意見を交換しました。
橋はとても存在感のある橋になるようです。
その上で演じる役者さんにとっても大変期待の高まる舞台装置になるようです。

11月7日。福井では有名なあ・の・雑誌から取材を受けました！！
役者のみなさま、このお芝居の一つのキーアイテムになっているレモンを持って、はいポーズ。
さすが、舞台に上がる意気込みが高いだけあって、プロの宣伝写真さながらの雰囲気のある写真が撮れたのではないでしょうか。
これは、雑誌の発売が楽しみ。また、お知らせしますね。
↓下の写真は、プロのカメラマンの方の写真撮影後に撮った一コマ。画像が粗いですが、こんな感じで撮りました。ぜひ、雑誌が発売されたら本物を手にとってご覧ください。

11月2日の稽古に、天使が現れた！！

福井の素敵な演劇人であられる池野さんと、愛娘るりちゃん！！！るりちゃんおねむ・・・。
いつも和やかな稽古場ですが、この日はるりちゃんの登場によって、さらに、ほんわかぽかぽか気分になれる稽古場になりました。
るりちゃん、稽古中は静かに稽古の様子をご見学。できる子です。
そして、稽古の合間には、稽古場を遊び場にして楽しそうに走り回っておりました。
将来は、大女優になること間違い無し！！

「わたしが応援している『橋・分断』、12月2日よ、見に来ないとだめよ☆」
と言ったとか言わないとか・・・（笑）

11月ですね。寒くなってきました。寒いと、人の発する熱、が恋しくなってきませんか。
『演劇』は人の熱が感じられるもの。さあ、『橋・分断』を見に行きましょう（笑）
着々と進んでいるお稽古ですが、今日は稽古場に生息するかわいいもの２つ、紹介します。


稽古場に生息するかわいい生き物①：津田くん（光男役）
彼は、『橋・分断』の中で最年少を誇る18歳。初めてのお芝居に一生懸命取り組んでいます。どちらかというとほわんとしていて、何を考えているんだかわからないときもありますが（笑）、明るくさわやかな好青年。休んだ人の代役をするのが大好きで、物真似をするのが得意、というお茶目なところもまた、かわいらしい！！唯一の１０代のキラキラした輝きが、稽古場を明るくしているのです。そんな、キラキラ光る若きスター津田くんが見られる『橋・分断』。あなたのその目で確認してください！！

稽古場に生息するかわいい生き物②：黒瀧さん（赤女役）
森に住む妖精か、と見間違うくらい可愛らしい格好をしていたので、思わず激写。
この人は本当に普段から何歳かわからなくなるくらい（笑）、可愛い人です。本当です。よく、こんな俗世間で生きてこられたな、というくらい。まっすぐでお茶目で繊細で正直な人です、素敵な人です。そんな、妖精のような黒瀧さんの魅力満載の『橋・分断』、必見です！！